Jリーグ出身で、緩和ケアに携わった異色の経歴の持ち主がいる鍼灸接骨院
ゴールキーパーとしてJリーグで活躍したのち、資格を取得して終末医療に携わったという異色の経歴を持つ大﨑先生。その経験からなのか元々のお人柄なのか、目の前の相手の気持ちを汲み取ろうという姿勢が強く感じられます。
内臓疾患、術後の浮腫、リンパケアから腰痛、肩こり、便秘まで、様々なお悩みを解決している大崎先生に、不調で悩んでいる方にどう接しているか、お話を伺いました。
サッカー選手を引退後、終末医療の現場で鍼灸による緩和ケアに携わる
――まず、大﨑先生と言えば。
ハイ、何でしょう。
――愛犬ビビちゃんに夢中ですよね。
それはもう、はい。今も膝の上にいます。
――治療家としての大崎先生の最大の特徴、強みは何でしょう?
経歴がね、まぁ他にはいないかなと思います。ずっとサッカーをやってきて、プロになって、辞めて、在宅緩和ケアをする病院の関係者と知り合い、ホームヘルパーとして働くようになりまして。
そこから鍼灸師の資格を取って、在宅緩和ケアの現場で施術をしていました。
――鍼灸柔整師の方が緩和ケアをする、というのは初めて聞きました。
もう治る見込みのない方の痛み・苦しみを鍼で緩和する仕事です。この仕事に携わったという経験は、僕の中では本当に大きくて。正直言って、施術前後でも何も変化がなく「自分って何もできないな・・」と思い、沈んでしまったことも何度もありました。
でも辛い状況の中でも、少しでも体を楽に、少しでも笑顔でいたいという患者さんと接することで、僕の方が学ばせてもらう、元気づけてもらうことが多かったですね。というより、励ましてもらってばかりだったような気がします。
どんな症状であっても患者さんの話をしっかり聞く。“傾聴”も治療の一環という考え
――現在は独立して鍼灸整骨院をされていますが、当時の経験を活かす場面も多いのでしょうか。
最も多いのは、慢性腰痛や肩こりの患者さんです。ただ他院にはない特徴としては、内臓疾患による全身の辛さのケアができること。術後の腹水、腹部膨満感、がんの治療の副作用による下肢浮腫、廃用性症候群、転移性の腰痛などもご相談いただくことがあります。
――そういった症状を多く診られるというのは、確かにあまり聞かないですね。
そうだと思います。僕は病院にいたのもあって、臨床数はかなり多い方だと思います。
――かなり症状が深刻というか、重い疾患の方もいらっしゃるのですね。
そうですね。とはいえ、その人にとって「辛い」と感じる症状には軽いも重いもないと思っています。肩こりでも内臓疾患でも、辛さは同じです。どのような症状であっても、病気であってもケガであっても、緩和ケアを経験したことで一人一人の患者さんを丁寧に診られるようになったとは思います。
――丁寧に診る、ということにはどのような思いがあるのでしょうか。
本当に、死にゆく人を前にしたら何もできないものです。自身の命が最期を迎えようとしているときに、人っていろいろ思うじゃないですか。辛いとか、痛いとかだけじゃなく、治らないことに対する怒りを口にする人もいますし、ああしておけばよかったという後悔が出てくる人もいます。そういったお話を聞くことも、一つのケアに繋がる・・と思うんです。
そう信じて、じっくりとお話を聞きます。『傾聴』ですね、耳を傾ける。それしかできなかったと言えばそれまでですけどね、お話を聞いたことで少しでも救われた、楽になったという方がいた、と信じてやって来ました。
それは肩こりであっても同じことで、辛いのは辛いじゃないですか。それを共有することも治療の一環だと思っています。はい施術したよ、はいまた来てね、では、良くなるものも良くならないんじゃないか、というのが私の考えです。
――良くなるものも良くならない。
はい。ちょっとした変化にちゃんと気づいて「あ、少し良くなってきたな」って実感したり、前向きな気持ちで治療に通い続けてくれたりしながら、その方にとって「いい時間」を過ごしてくださることが何よりの治療になると思うんですよね。
実際、症状の改善が本当にゆっくりな方でも、その方の気の持ち方で体が変わった事例をたくさん見たんで。あぁ、これはこの方の気持ちが治したな、というね。だから、前向きな気持ちでいられるようにサポートするのも自分の仕事だと思っています。
――なるほど。
僕なんかができることはほんの少し。24時間のうち、うちの院にいるのは小1時間程度ですから、その前後2~3時間だけでも楽になってもらえればうれしいなと思います。
――患者さんと接する時間を大事にしていらっしゃるんですね。
もちろんです。だから、貴重な時間を割いてわざわざ出向いていただくんですから、その症状はうちでは対処できないなと思ったらそれは早めにお伝えするようにしています。その方にとっていい治療院に巡り会うための時間を遅らせたら申し訳ないですし。
――丁寧に寄り添ってお話を聞くことを大事にされていますが、一方で、元スポーツ選手ということもあり、運動の大切さなども伝えていらっしゃるのでしょうか?
うちにいらっしゃるのは中高年の方がほとんどで、健康のためには運動をしよう!という意識をお持ちの方も多いのですが、僕は運動の前に筋トレの重要性をお話ししています。
筋肉を効率よくつけることは、体幹を鍛えるのにも、体の状態をよくするのにもとても有効ですから、正しいフォームでのスクワットは皆さんに指導していますね。正しいフォームでやらないと、更なるケガや痛みに繋がってしまいますから、「ちゃんとやってる?いまここでちょっとやってみて!」なんて言ったりはします。あ、でも鬼教官ってほどじゃないですよ(笑)。あくまで優しくね。
患者さんがあきらめなければ、僕があきらめることは絶対にありません
――あと、大﨑先生と言えば「薪割り」でしょうかね。
今年はね、もう頑張りました。この先5年間は暖かい冬が過ごせますよ。アリとキリギリスのアリになれました。
――それって何なんだろう。趣味ですか?よくやるな~と思いますよね。
こんなツラいこと、趣味じゃないでしょう(笑)。でも薪ストーブは最高ですよ。炎って見てて落ち着くし。
――あと、大﨑先生と言えば玄関掃除。
幸せの運気は玄関から入ってくるんですから、玄関は絶対に毎朝掃除しなきゃいけません。
――掃くんですか?
掃くだけじゃダメ。水拭きも。患者さんが土足で入ってくるのをためらうくらい綺麗ですよ、うちの玄関は。
――結構、こだわり強いですよね?
強いですよ~。典型的なB型ですから。
――そして、お酒がお好きですよね!
ま、そうですね。嗜む程度にちびちびと、楽しく飲んでいます。決して酩酊はしません。
――最後に、辛い症状があっていい先生に巡り会いたい、いい治療院に行きたいと思いながらこのページを見ている方にメッセージをお願いします。
患者さんにもよくお伝えすることなんですが、僕は患者さんの辛い症状であきらめたことは一度もないということです。
「患者さん自身があきらめなければ、僕があきらめることは絶対に無い」、これを信じて、お越しいただければと思います。
ご縁あって、お話しさせていただく機会が多いのですが、言葉選びの丁寧さと表現の的確さが抜群だな、と思わせてくださる先生です。先生と対話することで元気をもらっている患者さんも多いのではないでしょうか。
ちょっとクセモノ感があるところが面白く、笑いが絶えず、ご家族を大切にしていて旅行とお酒が大好きな大﨑先生。あなたもぜひ、スクワットの指導をされに行ってみてください。
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