姿勢改善で巻き爪にならなくなる!自身が悩んだ経験を活かし、巻き爪の患者さんに寄り添う「アトリエ整骨院」
巻き爪人口は実に10人に1人もいるそうです。その中には、痛くて眠れない人から自覚症状がない人までいると思われますが、「痛くなければいい」のではないのです。
その理由は、巻き爪になってしまう原因にありました。巻き爪専門院の「板橋巻き爪補正センター(アトリエ整骨院併設)」原島勇人先生にお話を伺いました。
姿勢改善で巻き爪の再発を防ぐ治療院
――初めに、アトリエ整骨院ではどんな症状の患者さんを受け入れていらっしゃるか教えていただけますか?
当院は巻き爪専門院です。巻き爪の補正をするだけでなく、爪の切り方を教えたり、うまく切れない方には切ってさし上げたりしています。
そして、巻き爪の原因である姿勢不良、主に反り腰なんですが、これを改善することによって巻き爪が再発しないように導いています。
――巻き爪ですよね?姿勢が関係あるんですか?
大いにあります。
――患者さんは「あなたのその巻き爪は、あなたの姿勢によって起きているんですよ」と言われて納得されます?
すぐにそう言われても納得するのは難しいですから、ご理解いただけるようにきちんと説明しています。実際に巻き爪が再発しなくなっていけばより理解も深まりますし。
人の悩みを解決するために柔道整復師になることを決意
――へぇ、巻き爪と姿勢の関係というのは初めて聞きましたが、そもそも先生はなぜ巻き爪を取り扱おうと思ったのですか?
私自身がもう7年くらい巻き爪に悩まされていたんです。高校生の時から社会人まで。当時はネットなんてなかったから、痛くてもどうしたらいいかわからなくて。
――ものすごい痛みだって聞いたことがあります。それで、どうされたんですか?
病院に行きました。病院はまぁ、対症療法ですよね。爪が巻いて皮膚に食い込んで痛みが出ているから、その爪を短くしてしまえばいいという考えです。
――わ、嫌な予感・・
爪と皮膚の間にハサミを入れて、切り目を入れて爪を根から取るわけです。
――ギエーーー!!無理!!
(笑)もう痛いのなんの。拷問ですよね。
――よく耐えましたね!!
巻き爪のままでいても痛いですからね。巻き爪の痛みに耐えるか、拷問の痛みに耐えるか、どちらかですから。
――しかも、ただ短くするだけだから伸びてきたらまた巻き爪になるんですよね?
そうそう、そうです。だから何度かその治療はやりました。で、そんな中で巻き爪の手術があるという情報を耳にしまして、調べたんです。そうしたら大学病院でやっている、細胞をとる手術だったんですけどね、それを受けました。
――それで治ったんですか?
治りませんね。もう20年前の手術ですから、今はその手法は後遺症が出る恐れがあるということで全く主流ではありません。私は運よく後遺症にはなりませんでしたけども。
――手術を受けても、またハサミを入れる拷問を繰り返すようになってしまったんですか?
その頃はもう、何度も処置をしてもらっていましたから、見て覚えて自分で痛みがない様に対症療法ができるようになったので、とりあえず痛みを避けることはできていましたね。
――その頃は社会人だったのですよね。なんのお仕事をされていたのですか?
お花を売ってました。
――まぁ、素敵。
(笑)今とは全く関係のない仕事をしていましたね。で、ホームページのプロフィールのところにも書いていますが、巻き爪だけでなく交通事故でむち打ちなんかも経験していましたので、カイロプラクティックや整骨院などで人の悩みを解決する仕事に憧れていた時期がありまして。花屋の仕事をしているときに、その憧れの気持ちを思い起こすきっかけがありまして、「よし、柔道整復師の学校に通おう!」と。
10人に1人いる巻き爪の人を助けるために専門院へ
――一大決心ですね。ではその時にお仕事を辞めて、柔道整復師の専門学校に3年間通われたのですか?
そうです。専門学校に通って勉強し、柔道整復師の資格を取り、整骨院で10年間働かせてもらいました。
――その10年の間に巻き爪の方もいらっしゃったのですか?
いましたね!もちろん巻き爪改善なんて看板には出していなかったので本当にたまたまだったのですが、巻き爪で悩んでいるというお話を伺いまして、補正をしてあげたりしながら、結構ニーズがあるのかもしれないな、なんて思いました。
――では、独立するときにはもう「巻き爪専門で行こう!」と。
いえ、2016年に独立開業したのですが、最初は腰痛と肩こりがメインでした。ただ、患者さんから相談されることがあれば対応していました。
整体の勉強会で知り合った友達から巻き爪の勉強会を誘われた時に、ピン!ときて、すぐに申し込みました。
その同じ会場に皮膚科医がいらっしゃり、意外なことに巻き爪を専門で診る皮膚科医はいないというお話を聞いて、それがすごく衝撃的だったんですね。
10人に1人と言われる巻き爪人口、巻き爪の痛みで困っている人たちを救うべく、2018年に巻き爪をメニューに取り入れ、2023年に専門院にしました。
「可動域」と「体の満足度」は比例する
――巻き爪改善までの道のりについて教えてください。どのようなペースで通ってもらって、どれくらいで良くなるのか、など。
月に1回来院してもらって、爪の補正をしながら姿勢の改善をしていきます。6回、つまり6ヶ月で1セットと考えていただければ。
――姿勢の改善というのはどんなことをやるのですか?
まず状態の確認です。巻き爪の人は浮き指であることが多いです。つまり、立ったり歩いたりするときに足の指が地面に着かない状態です。だから、重心がズレていて、バランスを取るために体が反ってしまうんですね。
足の裏の重心が正しい位置に来るよう、反り腰解消スパッツ、靴下、足首のサポーターを使うだけで、まず姿勢が変わり、可動域が変わります。その状態で骨盤矯正を行うと体の可動域が変わります。
――可動域?体がどれくらい動くかということと姿勢って関係があるのでしょうか?
大いにあります。私は、体の満足度と可動域は比例するという考えです。体の動かしたいところが動かせない状態だと、体は良い状態を保つことができないんですね。
――それは体の柔らかさとは違うのでしょうか。
違うんですよね~。体が柔らかい人は、柔らかく曲げ伸ばしできる関節を使ってしまうので、別の部位の可動域が逆に狭くなっていることもあるんですよ。
――なるほど・・
セルフケアを実践して、多くの方が巻き爪の痛みから解放されている
――姿勢の改善や可動域を広げるトレーニングは、全て手技で行っていらっしゃるのですか?
いえ、体の状態は本当に人それぞれで、個々に最適なサポートをするためにいろんな機器も使用しています。加圧トレーニング、ブレード、筋トレマシンを導入している他、サポーターや靴下、スパッツ、ベルトなどをお薦めすることもありますね。
――患者様の状態に合わせて、「じゃああなたは筋トレでここを鍛えてみましょう」「あなたはこのベルトをつけてみてくださいね」という感じですかね。
そうですね。もちろん患者さんのご要望も伺って、あれをやってみたいなというのがあればお聞きします。
――同時に、巻き爪の補正もされるんですよね。お忙しいですね。
お一人の患者さんに施術や補正をしながら、別の患者さんにはマシンを使っていただいて・・ といったように、お二人以上の患者さんに同時に入っていただくこともあります。
――院内の施術やトレーニングだけでなく、セルフケアの方法もお伝えするのでしょうか?
もちろんです。その方に必要な体の動かし方を教えて、後でLINEで、今日やったことや今後のセルフケアのポイントをお伝えするようにしています。
――巻き爪の辛さを経験した患者さんなら、ご自宅でもちゃんとセルフケアをしそうですね。
しますよ。もう痛いのは嫌だからと、ちゃんとやってくださいます。6回通っていただいて症状が改善した後も、再発しないように月に1回通ってくださる方がほとんどです。
原因が複雑な巻き爪。深刻に悩む方が多い
――これまでにどんな巻き爪の患者さんがいらっしゃいましたか?
実にいろんな方がいらっしゃいましたが、驚いたのは、血が出ているのに麻痺して痛みを感じていない方です。もう、血が出てしまったら当院で診ることはできません。感染症の恐れが生じてしまうので。だから病院へ行くようお伝えしました。
――あまりにひどいと痛みも感じなくなるのですか・・
歩けない、布団が触るだけでも痛い、という方は多いのですが、あそこまでひどい状態はなかなかありません。でも、放っておくと誰でもそうなる恐れはありますから、患者さんにはお伝えしたセルフケア法をちゃんと実践して再発防止に努めてくださいとお話ししています。
――私自身巻き爪になったことがないし、身近に巻き爪の人もいないので、最初はお話があまりピンとこなかったのですが、原因もかなり複雑で深刻な症状なんですね・・
本当にそれです。遺伝でなることもありますしね。爪の切り方が原因だったり、ジェルネイルが原因で手の指が巻き爪になることがあったり。いろんな原因で、いろんな症状があります。
だから皆さん本当に深く悩んでいらっしゃって、補正して痛みを除いてあげたら泣いてしまった方もいるんですよ。
――そうでしょうね・・泣いちゃうと思います。
爪の切り方にしても、教えてもらう機会がありませんから、親御さんにされたとおりに誤った切り方を続けている方が少なくありません。
多くの方に正しい知識を伝えつつ、もう巻き爪の痛みに泣かされることのない明るい毎日を送る体を手に入れていただくことが、私の使命だと思っています。
モノづくりと“おこめ”“むぎ”をこよなく愛する優しい先生
――巻き爪補正という作業は細かい手作業だと思うのですが、先生が手先が器用なんですか?
そうなのかな?そうかもしれませんね。考えてみれば小さい頃からプラモデルを作ったりするのが好きでしたね。パソコンを作ったこともありますし。
――パソコン作るのはすごい!
ジャンク品を買ってきてオーディオを組み立てたりとかね。あまり意識していませんでしたけど、モノ作りとか、修理とか、好きなのかもしれません。
――かもしれませんというより相当お好きでしょう。そしてホームページを拝見して気になったのですが、看板ネコちゃんがいらっしゃるとか。
はい、おこめと言います。皆さんに可愛がっていただいて、施術で横になっている患者さんをベッドにしてしまうこともあります(笑)。もちろん猫が苦手な患者さんや、静かな環境が必要な時には別の場所に移しています。
――先生、お顔がデレデレですよ(笑)
いやぁ、先に自宅で「むぎ」という猫を飼い始めるときは、妻が乗り気で私はいまいちだったんですけど、いざ飼ってみたら可愛くて。続けておこめも迎え入れてしまいました。私たち夫婦だけでなく、息子二人もすごくかわいがっています。
が、むぎとおこめはあまり仲が良くないので、むぎは自宅、おこめは院で暮らしています。
むぎとおこめは仲良くないんかーい!と最後にツッコんだ方も多いと思います(笑)
巻き爪の対症療法だけでなく再発予防の方法まで見出して、多くの患者さんを助けている原島先生。ご自身が悩まされてきた経験を見事に昇華させていますね。
インタビュアーの理解が追いつくまで慎重に言葉を選んで説明してくださるところに、信頼のできるお人柄を感じ取れました。
巻き爪でお悩みの方、もう二度とあの痛い目に遭いたくない!と思っている方は、ぜひ原島先生にご相談ください。
板橋巻き爪補正センター(アトリエ整骨院併設)で診てもらうには
「板橋巻き爪補正センター」で診てもらいたい方は以下の2通りのいずれかでお問い合わせください。
方法① 電話で問い合わせる
電話番号は「070-8404-7476」です。
「板橋巻き爪補正センターです」と言われたら「巻き爪の予約をしたいのですが」とおっしゃってください。
方法② LINEで問い合わせる
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板橋巻き爪補正センターは、東京都板橋区前野町にあります。
予約制なので、必ず事前に問い合わせましょう!