長年の腰痛を“自分で治す”と決意して資格取得。患者さんにセルフケアの重要性を伝え続ける「氣仙長生治療院」
「実績と人気のある治療院を取り上げるなら、ぜひ氣仙先生を」と、治療家さんから強く勧められて実現したこのインタビュー。同業者から評判を呼ぶお人柄と、院の人気の秘密に迫りました。
大手新聞社勤務時に夜間の専門学校へ
――大手新聞社に長年勤務され、定年まで勤めあげた後に開業されたとのことですが、どのような経緯で畑違いの業種で起業しようと思われたのかお聞かせいただけますか?
私は学生時代に陸上をやっていたのですが、高校1年生の時にギックリ腰をやりまして。それからずーっと、腰痛持ちとして生きてきたんですね。ギックリ腰は何度も繰り返したし、新聞社で働いているときも腰をかばいながら仕事をするような状態で。
――それは辛いですね。
サラリーマンをやっていた時には、それはもうあちこちの病院や治療院に行きましたね。で、これはホームページのプロフィールにも書いていることなのですが、40代になってから、ある整体院で「中学2年生の時にスキーで靭帯を損傷したことがそもそもの腰痛の原因だ」と言われて、合点が行ったと言いますかね。
――ということは逆に言えば、それまでは「なんでこんなにずっと腰に悩まされているんだろう」という疑問があったのでしょうか。
そうなんです。本当にあちこち行ったけど治らない。で、自分でも「なんで治らないのかな」と思うから体のことを自分なりに調べたりもするわけです。そんな中で言われたので、今までの自分のアプローチでは治らない理由もわかりましたし、医者の考えで治せるものでもないということも同時に理解しました。
――なるほど。
だから、自分で治せるようになるのがベストだと思い、その時にちょうど不規則な職場から定時で上がれる職場に出向になったので、あん摩マッサージ指圧師の夜間学校に通い始めたんですね。
どんなに素晴らしい施術を受けても痛みは必ずぶり返す
――えー、日中働いて夜に勉強って体力的にしんどそう・・と思うのですが、それほど腰痛が辛く、そして当たれるところはすべて当たったのでしょうね。
やはりね、自分で治せるようになる、自分の体を自分でケアできるようになることが大事というか、それがすべてなんですよね。
私の知り合いで、整体のとある手法を教えている先生がいるんですが、教えてもらうためにはすごい金額を払わなきゃいけないんですね。でも受講を希望する人が後を絶たない。
その先生でも、一回で患者を完治させることはできず、患者の症状がぶり返す度に施術しています。施術を受けるだけで何もしないと症状はぶり返すのです。
――すごい金額のお金を払って学んだ手法で治してもらってもぶり返すんですね・・
そうです。どんなにどんなに素晴らしい施術を受けてもぶり返します。だから、私が課題としていて患者さんにもお伝えしているのは「ぶり返さないためにはどうすればいいか」と言うことです。
――ぶり返さないためにはどうしたらいいのでしょうか。
セルフケアを学んで実践するのみ、です。当院ではセルフケアの方法を徹底的にお伝えしています。もちろん、施術の技術は磨き続けて改善する努力はさせていただいていますが、施術だけに頼っていたらぶり返してしまいますので。
――施術については、どんな特徴がありますか?
当院でやっているのは、「AKS法」や、「JTAフラッシュリプロ療法」というものです。専門の先生のところで学んだ手法で、患者さんの症状によって使い分けています。また、ヨガやピラティスなども取り入れています。
――氣仙先生が「取り入れています」とおっしゃると重みがあると言いますか。つらい症状に数十年悩まされて、大手の会社で働きながら学校に通ったような方なら本気で徹底的に学んでよいものを取り入れているんだろうなって感じがします。
ハハハ。
患者さんの意識が変わるまで、セルフケアの重要性を伝える
――通い始めたばかりの患者さんは、痛みが強いため来院間隔を短めにしてもらうと思うのですが、改善が見えてからもメンテナンスのために通い続けてもらう方針ですか?
そうですね、月1回は通ってもらいつつ、セルフケアを教えたり、自己流になってしまっているのを正したりします。
――皆さん、ちゃんとご自宅でセルフケアを実践していますか?
うーん、6~7割はやらないかな。フフフ。
――フフフ(笑)。でも氣仙先生は、やってこないからと言って厳しいことはおっしゃらないでしょう?
まぁそうですね。ご本人の意識が自然と変化していくように導くのも治療家の仕事だと思うので、セルフケアの重要性を何度も伝えていくほかないと思っています。そうしているうちに、だんだんやってくださるようになっていきます。
――セルフケアをする人としない人の違いってありますか?
そうですねぇ・・ セルフケアをやらず、なかなか意識を変えることができない方はだんだん足が遠のいていくような気がします。「自分の体は自分でケアをする」という意識が芽生えている人は、体をメンテナンスすることの重要性も感じ取ってコツコツ通ってくださいますね。
中には、全くセルフケアをしないで何年も通う方もいますけどね(笑)。それはそれで、通うことがその人のルーティーンになっているんだと理解して施術させてもらっています。
100歳までやりたいことができる体づくりを目指して
――この「わたしの治療院」のインタビューを氣仙先生にお願いした経緯は、「実績と人気のある治療院を紹介するというコンセプトなら氣仙先生にこそインタビューするべき」という、知り合いの治療家さんからの紹介です。
現時点で、開業してからまた10年も経っていないにもかかわらず、日々の予約枠がすぐに埋まってしまう人気院へと成長されていますよね。一体、どんな方が患者さんとしていらっしゃっているのですか?
女性患者さんが多いですね。8割くらいかな。年齢は50歳より上の方が多いです。
共通しているのは症状が重いこと。腰痛をはじめ、何年も、それこそ何十年も悩んでいるという方ですね。ホームページに書いてある私の経験や患者様の声を読み込んでからいらっしゃる方がほとんどです。
――昔の先生ご自身と同じような方ですね。
そうですね。そして当院は理念として「100歳までやりたいことができる体づくり」という文言を掲げています。
腰痛が辛かった頃の私は、100歳どころか当時もやりたいことが存分にできる状態ではなかったのですが、それでも自分の体をケアするという考え方を身に付けることで変わることができましたから、患者さんにもそれを伝えて、実感していただきたいという思いです。
お休みの日はワンちゃんと遊んだり、サイクリングをしたり
――ところで、患者さんに発信しているLINEのメッセージに時々ワンちゃんが登場していますね。
ハハ。あれはうちの詩音ちゃんです。ポメラニアン。もともと保護犬だったからか、なかなか繊細な子なんです。
――あー、保護犬は警戒心が強いことがありますよね。
そうですね。でも、お嬢様だと思って根気強く面倒を見ています。
――お休みの日はずっと一緒に過ごしているんですか?
まぁ、散歩に行ったりね。休みの日は、自転車が好きなので稲毛海岸のあたりなどをサイクリングすることもあります。あとは料理したり。
・・・と、インタビューはこの後、サイクリングや釣りの話題で盛り上がってしまいましたが、どんな話題の時でも穏やかで、前職にしても現在のお仕事にしてもたくさんの実績をお持ちであるにも関わらず、それを特別なことと思わず謙虚に構えていらっしゃる姿勢が強く印象に残る先生でした。
ご自身がつらい思いをした経験をお持ちだからこそ、患者さんに確かな技術と正しい情報を伝えることを使命とし、行動していらっしゃいます。慢性的な症状でお悩みの方は、ぜひ氣仙先生にご相談してみてください。
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氣仙長生治療院は、千葉市稲毛区稲毛東にあります。
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