めまいや不眠を起こす“感覚エラー” “信号エラー”を正す「機能神経学」を用いて自律神経系の症状にアプローチする「整体かんだや」
ストレスや疲労が原因とも言われる自律神経系の症状は、症状そのものが辛いだけでなく、「働けなくなるかもしれない」 「進学できないかもしれない」という強い不安を覚え、それによってますます悪化するという悪循環に陥るリスクを孕んでいます。
整体によってご自身のめまいが改善された経験を持ちながら、整体だけにとどまらず、機能神経学を用いたアプローチ法まで体得して、患者さんに提供している神田先生に、その思いを伺いました。
不調につながる感覚を起こさせる脳の信号を正すのが機能神経学
――患者さんからいただくご相談で最も多いのは、どんな症状でしょうか?
自律神経系のお悩みですね。当院は、めまい、不眠といった自律神経の乱れによる不調を専門としています。
――自律神経系で悩んでいる方、本当に多いですよね。弊社でもSNSを通していろんな症状についての発信をしているのですが、「自律神経」 「めまい」といったキーワードが最も反応があるんです。
本当に多いです。季節の移り変わりで不調になる方もいますし、季節に関係なく何年も悩んでいるという方もいます。
――自律神経系へのアプローチを行っている治療院はたくさんあると思うのですが、神田先生の施術は何か特徴があるのでしょうか?
はい、機能神経学を取り入れています。
――あ、聞いたことあります!ただ、以前聞いたときは「難しいな」という印象で終わってしまったので、ぜひ詳しくわかりやすく解説をお願いします。
頑張ります(笑)。
人は筋肉を使って体を動かしますが、その筋肉に命令を出しているのは脳ですよね。だから、体に不調がある時に、筋肉だけにアプローチするのではなく、命令を出す側である脳の働きにも改善を促すのが大切だというのが、機能神経学の考え方です。
――脳の働きを改善するというのはどういうことでしょう?
脳を活性化することで信号を正します。例えば、めまいの症状が出ている方に「まっすぐ立ってください」と言っても、ふらふらしてしまいます。または、まっすぐ立つことはできても、目を閉じるとふらついてしまったり、片足立ちができなかったりします。それは脳が、「まっすぐ立つ」「目を閉じていてもバランスを取る」という体への信号を上手く出せていないからです。
――なるほど。
そこで、ちゃんとバランスよく立てる信号を出しなさい、と脳を刺激するエクササイズや、機能神経学に基づいた施術をします。
――それによって、それまでは「バランスよく立つ」という信号を出し忘れていた脳がちゃんと信号を出せるようになる、ということですね?
そうですね。
(機能神経学を用いたアプローチの詳細も『スペシャリスト』で解説していただきました)
自身のめまいの経験を活かすために整体師の道へ
――自律神経系の症状へのアプローチは難しいという印象があるのですが、神田先生はなぜそれを専門にしようと思ったのですか?
自分自身がめまいで困った経験があるからです。やっぱり、自分にそういう経験があると「同じように困っている人を助けてあげたい」と思うじゃないですか。
――そうだったんですか。先生の症状は、ストレスか何かで?
そうですね・・夜勤がある仕事をしていて生活リズムがめちゃくちゃだったのに加えて、若かったから「別に寝なくても平気だろう」みたいな無茶をしていたのが原因だったと思います。
――めまいが出てしまったら夜勤どころではないですよね。
本当にその通りで。仕事に行けなくなってしまったんですよね。そうなったらもう悪循環で「仕事に行けない、どうしよう」っていう不安が募ってもっと症状が悪くなるんです。最初のうちはしっかり休んだら治ったのですが、繰り返すうちに休むだけでは治らなくなってしまって、本当に辛かったですね。
――病院などで相談はしたのですか?
しました。耳鼻科に行ったりいろいろしましたね。その中で最も効果的だったのが整体だったんです。これはもう、自分でも学んでみたいなとすぐに思いました。
――すごい。何がすごいって、治してもらっておしまいではなく、自分もその方法を身に付けたいと思うのが素晴らしいですよね。
いや、働けない不安、めまいが収まらなかったらどうしようという不安はそれほど強いっていうことですよ。
――いやいやいや、それでも人にしてあげたいと思うのは先生のお人柄ですよ。それで、整体院で学んで整体師になったのですか?
そうです。最初は雇ってもらって、技術を身に付けて2020年に独立しました。
筋肉へのアプローチだけでは行き詰まりを感じたことから機能神経学と出会う
――先生がめまい症状を整体で診てもらったときは、機能神経学を使った方法ではなかったのですよね。機能神経学とはどういう経緯で巡り会ったのですか?
最初は筋肉へのアプローチのみで施術を行っていたんです。自分自身もそれで改善されましたし、効果が見られた患者さんも少なくありませんでした。
でもやっているうちに、だんだん行き詰まるようになってきて。「筋肉を伸ばしたり関節を緩めたりするだけでは足りないのでは」と感じるようになったんですね。
――もっと別のアプローチ方法があるのではないか、と。
はい。で、ずっと技術の勉強はしていたので、いろんな勉強会に参加していたのですが、その中に機能神経学を教えているものがあって、ちょっと試してみようかなと。
――それが効果を発揮したわけですね。
効果の面でもそうですが、症状の原因を探る作業がもっと多様になったと言いますか。
例えば以前なら、めまいが出た患者さんがいらっしゃったらまず首を触ってみて「やっぱり首が硬いですね、めまいの人は首が硬くなっていることが多いんです」と言って、首の施術をメインに行っていました。
一方で機能神経学を取り入れると、首の硬さだけでなく、「感覚」という観点でも患者さんを診るようになります。首が硬いのに加えて、この皮膚の感覚はどうか、痛い・気持ちよいといった感覚を感じることができているかどうか、といったような具合です。
――ほう・・
そういった観点から患者さんを診て、正常でないところがあれば正常な状態に戻していく。そうすると、整体だけを行うより確かな改善が見られるようになります。
患者さんに説明するときに「感覚の受容器」ということばを使うことがありますが、これは機能神経学を学んでいなかったら僕の中にはまずなかったワードなんですよね。
――正しい感覚を受けることができて、また信号の送受信ができているかどうかという点で筋肉や脳を検査するということですね。
そうです。
――結構難しい話だと思うのですが、患者さんに説明してすぐに「なるほど!」ってなります?
いや、やっぱり難しいですよ。最初は「え?」ってなる方もいます。
――そういう場合はどうするんですか?
施術を受けたり、エクササイズを行ったりするうえでは理解・納得していることも大事だと思うので、繰り返し説明します。
――そうですよね、改善の上ではご自身が納得していることが欠かせないですよね。
ジョギングは好きだけどフルマラソンは・・
――ところで先生、さっきから気になっていたのですがお肌ツルツルですよね。何か運動などはされているのですか?
(笑)体を動かすのは好きですね。時間があればジョギングはしています。
――毎日?
まぁ、時間があればですけど。
――マラソンの大会に出たりもするのですか?
一度フルマラソンの大会に出たんですよ。もう辛くて辛くて、二度と出るかと思いました(笑)
――(笑)でも、走るのはやめないんですね。
それは別です。フルマラソンは遠慮しますけど走るのは好きです。
――お休みの日はどんなふうにお過ごしになるのですか?
娘がいるので一緒に遊んだり、ですかね。まとまった休みが取れたら旅行にも行きます。
あと、最近できた趣味なんですがミュージカルを観るのって面白いなと思って。
――劇団四季ですか?
そうです。「美女と野獣」とかいくつか観ました。
――大阪公演に遠征したりとか。
それはしません(笑)。あくまで東京公演だけですけども。そろそろ娘も観られると思うので、一緒に行こうかなと思っています。
ソフトな語り口調が特徴的な、安心して話せる先生です。機能神経学という難しいことを説明してくださるのにあたって、こちらが何度同じような質問をしても丁寧に、都度言い方を変えながら嚙み砕いて解説してくださいました。
自律神経系の症状でお悩みの方は、ぜひ一度神田先生にご相談してみてください。
整体かんだやのことがもっとわかる動画のご紹介
神田先生についてもっとお知りになりたい方は、こちらの動画をご覧ください。神田先生の優しく丁寧な口調がお分かりになると思います。
若い頃でも決してムチャをしなさそうな雰囲気なのに、不規則な生活で体を壊したというエピソードが印象強いですね。
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整体かんだやは、神奈川県横浜市青葉区にあります。
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