巻き爪は『姿勢改善』で再発しなくなる!補正だけでなく巻き爪にならない体づくりをしてみませんか?
しかし実は、巻き爪にならない体に変えて行くことは可能です。
ご自身が巻き爪に悩まされた経験から、補正だけでなく根本改善のための施術・セルフケア指導を行う、板橋巻き爪補正センター(アトリエ整骨院併設)の原島勇人先生に、巻き爪の原因や解決方法について解説していただきました。
板橋巻き爪補正センターについての詳細はこちらをご覧ください。
私自身、巻き爪に長年悩まされて来ました
当院は、主に巻き爪の補正と再発防止のサポートをしています。
私自身、高校生の時から社会人までの7年もの間、ひどい巻き爪に悩まされていました。巻き爪の痛みはなったことがある人にしかわからないものだとつくづく思います。
巻き爪は、対症療法だけならそれほど難しくありません。補正の仕方は確立されていますし、サロンだって全国にたくさんありますから。
しかし対症療法を繰り返していても、結局はまたあの痛みがやってくるのです。
掛け布団が触るだけで痛い、靴下も履けない、子どもと遊んでいて足を踏まれたら血が出てしまった・・
「もうこんな思いはしたくない!」というのが、巻き爪の方の本当の気持ちでしょう。
ですので、当院は“巻き爪にならない体づくりをする”という点に重きを置いています。
長年巻き爪に悩まされてきた人にとっては夢のような話である一方、「本当にそんなことができるの?」とも感じてしまうかもしれませんね。
しかし、巻き爪になる原因を理解すれば決して「嘘のような話」ではないことがお分かりいただけるはずです。

巻き爪の原因の多くは対処してなくすことが可能
巻き爪の原因は大きく3つにわけることができます。
巻き爪の原因①遺伝的要因
ご両親が巻き爪で、ご自身も巻き爪になったという小学生の男の子が来院したことがありました。子どもの巻き爪は遺伝的な要因が関わっていることが多いようです。
しかし、「巻き爪になる」という遺伝子が存在して、それが代々受け継がれるというわけではありません。
巻き爪になりやすい爪の形、体格、体の使い方などが遺伝的に、または親の習慣に倣っているうちに自然と、子どもや孫に受け継がれていくイメージです。
ですから、
「親が巻き爪だから自分も必ず巻き爪になる」
「遺伝でなってしまった巻き爪には逆らえない」
などと考える必要はありません。
巻き爪の要因を取り除いていけば、再発を防ぐことは可能なはずです。
巻き爪の原因②ジェルネイル
ジェルネイルは手軽に自宅でも楽しめるため人気がありますが、UVライトを当てて固めるときに固くなって素材が縮みますので、爪に圧がかかります。
そのため、ジェルネイルが原因となって巻き爪になってしまうことがあります。
あまり聞いたことがないかもしれませんが、手の爪も巻き爪になるケースがあり、多くはこのジェルネイルが原因です。
ジェルネイルをやっていて巻き爪になってきたなら、ジェルネイルはお休みしてください。
どうしても爪を綺麗にしておきたいという場合は、ジェルネイルではなくマニキュアを使用しましょう。
巻き爪の原因③姿勢不良
意外に思われるかもしれませんが、姿勢と巻き爪は非常に深い関係があります。
というのも、人は立っているときや歩いているときに、足の裏に体重をかけるわけですが、姿勢が乱れていると重心が正常な位置からずれてしまいます。
正しい重心のかかり方は、足の指が5本全て床にくっついて、土踏まずの部分は浮いていて、踵と指の付け根に均等に負荷がかかっている状態です。
しかし、姿勢が乱れていると、足の指のいくつか、または全部の指が床から浮いていたり、土踏まずがなかったり、踵ばかりに重心がかかっていたりします。
指がちゃんと床に着き、指の腹に負荷がかかっていれば、爪を押し返す力が働き巻き爪にならないのですが、指が浮いていると爪が指を圧迫する方の力が強くなり、巻き爪になってしまうのです。
実際、当院にいらっしゃる巻き爪の方の姿勢や重心をチェックすると、反り腰(後ろ重心になることで体がバランスを取るために腰を反らせてしまう)だったり、浮き指だったりすることがほとんどです。
そのため、このような巻き爪を引き起こし悪化させる姿勢を改善する施術やトレーニングを受けることで、巻き爪にならない体へと変えて行くことができるのです。

浮き指や反り腰になってしまう理由
そもそも、なぜ反り腰や浮き指になってしまうのでしょうか。
普段から体を動かしている方にとっては受け入れがたいことかもしれませんが、実は体というものはサボる癖があります。
使われる頻度が低い筋肉はどんどん衰えていきますし、関節だって使わなければ固くなっていきます。
つまり、体は常に楽をしようとしていると言ってもいいかもしれません。
しかしそれでも私たちは体を動かさないといけませんよね。
そんなときは体は、使える筋肉だけを使い、動かせるところだけを動かそうとするのです。
ですから、働く筋肉はひたすら働き、サボる筋肉はひたすらサボる・・ ということになります。
姿勢や重心に関しても同じことです。
歩き方のクセや誤った靴選びなどが原因で、足の指に重心がかからない時間が増えれば増えるほど「足の指に重心をかけなくていいんだ」と体が判断するようになります。
とはいえ、足の指に重心をかけずに踵重心でいると、当然バランスは悪くなります。
そこでバランスを取るために腰を前に出す「反り腰」になるのです。
足指側に重心がかからなくなる→反り腰になる→ますます足指に重心がかからなくなる(体がそう判断してしまう)
という悪循環で、なかなか正しい姿勢に戻ることができず定着してしまいます。
それによって腰の痛みや股関節の痛みなど様々な症状が生じるわけですが、その中の一つが巻き爪なのです。

動かすべきところが動けば、体は自然と良い姿勢になっていく
ただ、「じゃあ正しい姿勢を身に付けましょう」と言われても、長年かけてついた癖はそんな簡単には直せません。
加えて、先に述べたようにサボる筋肉はサボっていますから、体にとっては「良い姿勢」が「つらい姿勢」になっています。
反り腰にしていれば楽なのにわざわざ良い姿勢をとろうとはしないのです。
そこで、サボっていたインナーマッスルを鍛えたり、動かさないままでいた関節を動かせるようにしたりすることが重要になってきます。
当院では
「体の満足度と可動域は比例する」
ということを常々患者さんにお伝えしています。
可動域が広がり、動かすべきところがちゃんと動かせる体でいれば、痛みの生じない元気な体をキープすることができます。
逆に、可動域が狭ければ痛みが出やすい体になってしまいます。
ここで勘違いしないでいただきたいのは、可動域が広がるということと、体の柔軟性がアップすることはまた別の話だという点です。
体が柔らかくても、可動域が充分でない人もいます。
むしろ柔軟性が高いからこそ、柔らかく動く部分を使ってしまい、可動域の狭い関節を使わないでいることもあります。
自己流の柔軟体操ではなく、可動域を広げるための施術を受けたり、セルフケアを身に付けることが大切なのです。
筋肉も同じで、筋トレをすれば体の痛みが減るわけではなく、正しい姿勢や歩き方、座り方をキープするのに必要なインナーマッスルを正しく刺激するトレーニングをする必要があります。

可動域を広げインナーマッスルを鍛えるために当院でやっていること
必要な可動域を確保したり、正しい姿勢をキープするのに必要な筋力を鍛えたりするのに、当院では施術に加えて様々なツールや機器をご用意しています。
例えば、重心の調整のためにインソールをお勧めすることがあります。
また、姿勢のキープを補助するサポーターやベルト、靴下、スパッツなども扱っています。
患者さんお一人お一人の体の状態を見て、必要であればお勧めしています。
スパッツはご購入される方が多い商品ですね。あとはサポーターも「つけていると楽」というお声をいただくことが多い商品です。
加圧トレーニングのマシンや、高性能のブレードも院内に設置しています。ブレードは25~50回/秒の振動があるタイプで、上に載っていろんな姿勢をキープすることでインナーマッスルが鍛えられます。
最初はうまくバランスが取れなかった方も、トレーニングを続けているうちにバランスが取れるようになっていきます。
こういった、一見巻き爪とは無関係のように見えるトレーニングや施術を月に1回、同時に巻き爪補正も行っていけば、大体6回くらいで多くの方に改善を実感していただいています。

正しい爪の切り方を学ぶことも非常に大切です
足の爪の正しい切り方をご存じでない方が多い現状は、変えて行かなければならないと常々感じますね。
「スクエアカット」と呼ばれる、爪の両端をまっすぐ切る切り方が正しい方法なのですが、多くの方が丸く切り落としています。
学校の授業で習うわけでもないし、巻き爪にならなければ切り方を変えようとも思わないでしょうから、ご両親にされてきたように切ってしまうのもわかります。
でも、深爪や巻き爪は本当に痛いし辛いもので、日常生活に大きな影響を及ぼします。
自分は巻き爪とは無縁だと思っていても、正しい爪の切り方を身に付けておくに越したことはありません。
この記事を読んでくださった方は、ぜひスクエアカットを習慣づけてくださいね。

巻き爪の痛みから解放され、明るい毎日を過ごすお手伝いをします
当院には、爪に関する実に様々なお悩みを持った方がいらっしゃいます。
老化により視力が衰えて、足の爪を切れなくなってしまった方。
爪が変形して何年もカットしていない方。
ひどい巻き爪で、爪が皮膚に食い込んで血も出ているのに、全く痛みを感じないとおっしゃる方。
思い切って手術を受けたけど、再発してしまったと落ち込んでいる方。
生活に暗い影を落とす、長年の悩みになってしまっていることが多いですが、正しい爪の切り方をして、巻き爪にならない姿勢の維持ができるようになれば、どなたも悩みから解放され、明るい毎日を過ごすことができるようになります。
私自身、巻き爪で悩んでいた時は、巻き爪の痛みも辛いし治療も辛い、手術を受けたものの再発して、うまく笑えないような時期もあったように思います。
自分のこういった経験があるからこそ、悩んでいる患者さんを助けたいという強い思いがあります。
何軒もサロンや病院をまわったという方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
ご一緒に巻き爪が再発しない体づくりをしていきましょう。

巻き爪と姿勢の関係を解説してくださった「板橋巻き爪補正センター(アトリエ整骨院併設)」の原島勇人先生の詳細はこちらをご覧ください。